実習記録が書けないとお悩みの保育士さん必見!誰でも簡単にできる実習記録コメントの書き方♪


ついこの間まで実習生として実習記録を書いていたのに、今度は自分が指導者としてコメントを書かなければならないことに戸惑いを感じている新人保育士のみなさん。「いったい何を書けば良いの~!」と頭を抱える日々は、もうさよならです!ポイントを押さえれば誰でも簡単にコメントを書くことができます♪ぜひ参考にしてくださいね。

実習記録コメントを書くポイント

(1)まず、実習生が提出した実習計画書に目を通す。

いきなり、コメントを書き始めようとするのではなく、まずは実習生が事前に提出した実習計画書に目を通しましょう。実習生が今回の実習でどんなことを学びたいのか、どんなテーマをもって取り組んでいるのかを頭にいれておくだけで、コメントとして書く言葉が変わってきます。

(2)目標と記録にズレがないか確認する。

書式によっても違いますが、大抵の実習記録には毎日の実習目標を書く欄があります。実習生が立てたその目標が達成できているか確認してあげましょう。目標について触れていない記録になっていたら、「今日の目標に関する気づきや学びはありましたか?」といったコメントを書いてあげましょう。

(3)誤解が生まれているところがないか確認する。

実習生は、目に見えない保育士の“想い”や“ねらい”まで汲み取ることが、なかなかできません。例えば泣いている子どもがいたとして、保育士はこれまでの経験やその子の性格を踏まえた上で、少し見守りたいと思っていたとします。しかし、何も分らない実習生はその光景だけを見て、保育士が子どもを放ったらかしにしていたと感じ、そのまま実習記録に書いてしまうことがあります。もし、こちらの“ねらい”とズレのある記載があった場合は、そのような関わりをもった理由を書いてあげると良いでしょう。書面だけでは伝わらないこともあるので、口頭でも説明をしてあげましょう。

(4)保育への理解が深まるようなコメントを書く。

保育に対する理解が深まるようなコメントを書いてあげられると、実習生は大きく成長します。例えば実習生がよく使ってしまいがちな、「子どもたちに○○させる」といった表現。一見、“させて”いるようにみえる保育活動でも、保育士が子どもに何かを強要することはありません。「○○するように促す」といった表現が適切です。その視点をもつだけで、保育士が子どもの意思を尊重するような関わりや声掛けをしていることが学べます。微妙な違いですが、そのようなたった一言の表現からも学びを得られるのが実習記録の素晴らしいところです。

(5)実習生の良いところを伸ばしてあげる。

実習生の良いところに注目して、実習中に良かったと感じられたことをコメントに書いてあげましょう。毎日、緊張しながら過ごしている実習生は、どのような関わりが正しいのか手探りの状態です。そのような中で保育士からの一言は、良くも悪くも大きな影響を与えます。素敵だと感じたことは、どんなに些細なことでも言葉にして伝えてあげましょう。実習生が自信をもつことで、それぞれのらしさが光る実習となります。

その他のポイント

○内容が薄い実習記録を書く実習生さんの場合

→質疑応答の時間をもつ。
ただの観察日記のような記録を書いてしまう実習生は、理解を深めるような関わりが必要です。もし時間が許すのなら1日5分~10分程度でも良いので質問に答える時間を取り、日々の保育に関する理解を深めてあげましょう。

○自分のコメントに自信が持てない場合

→勉強しながら経験を積む。
保育のアプローチ方法はひとつではないので、自分の考えがあっているのか不安になったりすることもあるでしょう。そのような時は、自身の実習記録を読み返してみたり、自分で調べたり、時には先輩に質問してみるのも良いでしょう。質問する際は「どう書けばいいですか?」といった漠然とした質問ではなく、「私はこのように伝えたいと思うのですがどうでしょうか?」と聞けると良いですね。自分で調べたことは、必ずあなたの財産になります。

最後に

実習記録は実習生だけでなく、保育士にとっても普段の保育を振り返る機会になる貴重なものです。初めは時間がかかるかもしれませんが、経験を積めばさらさらっと書けるようになるので安心してくださいね。今回ご紹介したポイントを押さえて、挑戦してみてください。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る