保育士のお悩み 「子どもにイライラする」時の対処法


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「子どもが好き」という理由で保育士として働いている方はたくさんいるでしょう。
しかし、ちょっとしたことで子どもに対してイライラして、声を荒げて怒ってしまい、落ち着いた時に自己嫌悪してしまう保育士も多いのではないでしょうか。
人間ですからイライラすることは仕方のないこと。それでも子どもにあたってしまっては保育士としての自信を失う原因になってしまいます。
今回は子どもにイライラした時の対処法をお教えします。

イライラはイヤイヤが原因

子どもに対して嫌な気持ちになってしまうのは、子どもが「イヤイヤ期」に差し掛かっているから。
誰しもが通るであろうイヤイヤ期。第一反抗期とも言えるこの時期の子どもは、あれもイヤこれもイヤと言いがちです。
保育士としても何がイヤなのかわからないためにイライラしてしまいます。
イライラを抑えるためにはイヤイヤ期の上手な対処法を覚えることが有効です。

1歳児のイヤイヤ期

少しずつ自分で物事ができるようになる1歳児。
そして、自分のやりたいことがはっきりしているのですが、安全確保のために保育士がストップをかけてしまうと、「やりたいことをやらせてくれない」と感情が不安定に。これがイヤイヤの原因です。
基本的には「できることはやらせる」というスタンスが良いのですが、危ないことはさせてあげられないですよね。 対処法として、他のことをやらせてあげるのが得策。
この時期の子どもはこだわりが少ないので、「何かをする」だけで満足するもの。
上手に「これやってみる?」と別の事にすり替えるだけでイヤイヤが収まるでしょう。

2歳前半のイヤイヤ期

イヤイヤ期が最も激化するのが2歳児で、保育士がイライラしやすい時期です。
2歳前半になると気持ちを言葉にして伝えられるようになり、色んな言葉を覚えたいという欲求が強くなっています。
そのため、覚えたての単語で気持ちを伝えようとするのですが、如何せん語彙が未発達なため、上手く伝えることができません。 そのギャップがイヤイヤを引き起こします。
この時の対処法は子どもの気持ちを代弁してあげること。
「これがしたいの?」「あれが欲しいの?」と聞いて、「理解」を示すことが大切です。
どうしてもわからない場合は「ごめんね、わからないよ」と優しく抱きしめてあげて下さい。

2歳後半のイヤイヤ期

さらに気持ちや感情が発達する2歳後半。
前よりももっと「自分でやる!」という気持ちが強まってきます。 しかし、必ずしも何でもできるわけではありません。やらせてみても、出来ないことがあります。
この「出来ない」ということに怒ってイヤイヤが起こるのです。一番の対処法は「放置」で、勝手に心が鎮まるまで待ちましょう。実はこの時期の子どもは非常にプライドが高く、できないと認めたがらないもの。 手助けしてしまうと子どもの教育にも良くありません。この機会に思考力を養う訓練をさせるべきです。
子どもは気づかないうちに成長しているものですが、あまり構うと成長を遅らせることにつながります。見守るのも保育士の仕事なのです。

まとめ

もちろん子どもにイライラする原因はイヤイヤ期だけではありません
人は調子が悪い時にイライラしやすいものですから、体調を崩さないことが一番の対処法。
体調管理も保育士の仕事の内です。 イライラしそうになった時は深呼吸をして、子どもたちが笑った時の顔を思い浮かべて心を静めて下さい。


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