親も子どもも大満足! 楽しい親子遠足を盛り上げるレクリエーション
- 2016-5-6
- まとめ記事
もうすぐ五月。気持ちの良い気候になってきましたね!
こんな季節には、子どもでなくても部屋を飛び出して、深まる新緑や五月晴れの一日を満喫したいもの。
そしてその気持ちを盛り上げてくれるイベントが、この時期にはあります。
そう、親子遠足!
それは子どもたちにとって、ママやパパ、友だち、先生とみんなで一緒に過ごせる特別な時間。
ぜひとも、思い出に残る楽しい一日にしたいものですね。
そこで今回は、親子で参加することにちょっぴり不安を抱いているママ、パパたちも大満足できる、親子遠足にぴったりのレクリエーションを厳選してお届けします。
ぜひ参考にして、行ってよかったと言われる、最高の一日を演出してくださいね!
親子遠足のねらいとママたちの本音
ママやパパと行く遠足の目的は、なんといっても親子のコミュニケーションと思い出づくり。
そして、新しいクラス担任や、お友だち家族との親睦を深めるひとときでもあります。
とはいえ実のところ、意外と親たちは参加することに不安や緊張を感じているもの。
「知ってるママが一人もいない、遠足で浮かないか心配」
「小さい下の子を連れて参加するのだけど、大丈夫かな・・」
「うちの子はママがいるととにかくべったり。お友だちと楽しく遊べるかしら」
「親子遠足ってどんな雰囲気? 初めてで緊張しちゃう・・・」
多かれ少なかれ、不安を抱えて参加してくるママやパパたちのために、保育士ができることは、とにかく子どもたちが思いきり楽しめる遠足にすること。
普段は見られない、お友だちと元気いっぱい遊ぶその姿を見れば、親たちの不安も緊張も吹き飛び、「来てよかった」と思うはず。
そして、子どもたちのパワーにいつの間にかママもパパも巻き込まれ、気がついたら親子で楽しんでいた・・・そうなれば、親子遠足は大成功です。
ではさっそく、そんな一日を盛り上げる、おすすめのレクリエーションやゲームをご紹介しましょう。
子どもたちが喜ぶバスレク
幼児が遠足のバスの中でおとなしくしているのは難しいもの。
興奮してはしゃぐ子、飽きてぐずる子、乗り物酔いになる子・・・
そんな子どもたちを熱中させる、準備も簡単なバスレクです。
●イントロクイズ「この歌なあに?」
子どもたちがよく知っている童謡、アニメソング、歌謡曲などのイントロを保育士がハミングし、わかった子が手を上げて答えます。曲名をいうだけでなく、歌ってもらってもいいですね。
●動物クイズ「この動物な~んだ?」
保育士の特徴、好きなもの、子どものころのあだ名など、ヒントを言って誰のことか当ててもらいます。準備できれば、園児と同じ年頃の写真を引き伸ばしたものを見せてクイズにすると、子どもたちはびっくり、大ウケすること間違いなし。
●保育士当てクイズ「この先生は誰かな?」
キャラ作りに夢中になり、完成度を高めようと食材のバランスを考えず作ってしまう危険性も。
炭水化物ばかりで野菜がなかったり、成型しやすいかまぼこやウインナーなどの加工食品が多かったりと、栄養面で問題のあるお弁当になってしまっては元も子もありません。
●手遊び「幸せなら手をたたこう」
「幸せなら手をたたこう」を保育士が歌いながら、「手」を「肩」や「ひざ」など体の他の部分に変えていき、そのとおりに叩いてもらいます。さらに「幸せならあくびしよう」「幸せなら変な顔しよう」のように発展させると盛り上がります。
●色探し「どんな色が好き」
「どんな色が好き」の出だしを歌い、子どもたちに答えさせます。「赤」と言われたら、みんなで窓の外を見て「赤いもの」を見つけます。外の景色を見ることで、乗り物酔い防止にも。
●ドレミの歌を作ろう
「ドはドーナツのド・・」を、みんなで考えてドからシまで決めていき、最後にみんなで歌います。歌に入りきらない長い言葉にすると、歌うときに早口言葉になって子どもたちが喜びます。
広い場所で思いきり体を動かすレクリエーション
それでは次に、公園や広場でのフリータイムに、親子で楽しんでもらえるゲームをご紹介しましょう。
●「くっついた」
親子で二人組に。保育士「くーっついた、くっついた」二人組「どーことどーこがくっついた」保育士「おなかとおなかがくっついた」。そこで二人組がおなかとおなかをくっつけます。「ほっぺとほっぺ」「お尻とお尻」「足の裏と足の裏」のようにバリエーションはいろいろ。背の高さが違うのでくっつけるのがなかなか難しく、面白いゲームです。ママやパパとのスキンシップに子どもは大喜び。
●「宝探し」
宝探しエリアを決め、前もってあちこちに「宝物」を隠しておきます。先生方は隠し場所をメモしておき、見つかったらチェックします。ヒントなども与えながら、時間内に全部見つけられるよう頑張りましょう。宝物は、子どもがお土産としてそのまま持ち帰れるものにします。
●「玉入れ競争」
背中に背負えるかごと、新聞紙などで作った玉を用意します。保育士がかごを背負い走るのを、追いかけて玉を入れます。かごが動くので入れるのがなかなか難しく、パパやママも楽しめます。新聞紙の玉は、遠足前に子どもたちと作れば、ワクワク感も高まりますね。
●「じゃんけん列車」
子どもの後ろに親がついて列車を作ります。「かもーつれっしゃ しゅっしゅっしゅっ」の歌に合わせて動き回り、先頭の子ども同士がじゃんけんをします。負けた子は勝った子の後ろにつながり、また歌にあわせて移動します。だんだん列が長くなっていき、最後には一本の列車になる遊びです。
●「海とお魚ゲーム」
海チームと魚チームになり、海チームは手をつないで大きな輪を作ります。魚チームはその中に入り、つないだ手をくぐって逃げようとします。海チームはつないだ手を上下にゆらしたり、輪を縮めたり広げたりして、逃げられないように防ぎます。時間内に魚が多く逃げられたチームの勝ち。
●「新聞紙でボール運び」
新聞紙を広げ、端と端を親子で持ち、ボールをのせて走ります。次の人にボールを渡すときも手を使わないで渡します。早く全員が運び終わったチームの勝ち。新聞紙は各家庭で持参してもらえば、保育士は予備の新聞紙とボールを用意するだけです。
いかがでしたでしょうか。
親子遠足は子どもにとって、緑豊かな広々とした場所で、パパやママ、お友だちと一緒にのびのびと遊びまわれる夢のような時間です。
そして保護者にとっても、生き生きと活動する我が子を見る喜びは大きいもの。
企画から引率、レクの進行、子どもの世話、保護者への気遣いと、保育士は目の回るような忙しい一日ですが、どの親子にも忘れられない思い出の遠足になるよう、精いっぱいフォローしてあげられるといいですね。